【イラスト図解式 この一冊で全部わかる Web技術の基本】「1-9.Webの標準化」を読んで
【イラスト図解式 この一冊で全部わかる Web技術の基本】
「1-9.Webの標準化」を読んで
「イラスト図解式 この一冊で全部わかる Web技術の基本」の第1章9節についての要約、自分なりの知識の整理という2点を述べていきます。
Webの標準化とは
開発者のための機能拡張の規格を決めること
W3C標準とは
W3C(World Wide Web Consortium)という団体が決めた「どのWebブラウザでも同じようにWebページが表示される」状態が実現するために必要な基準
W3C標準に準拠しているサイトが多い(絶対守らなければいけないものでもないが、概ね守った方がいい)
2.知識の整理
- W3C標準を準拠することのメリットとは?
開発者がたくさんいれば、統制をとるためにそれなりの基準が必要になってくるということはなんとなくわかりました。
我流で進めるのもきっと限界がありますもんね。
基本的にチーム開発なので、ひとつ基準があるだけで助かることも多いです。
きっとわたしたちが「日本語を正しく使いましょう!」というように、Webサイトにも「正しい文法、わかりやすい構造にしましょう」というルールがあるという意味で受け取りました。(解釈が大雑把すぎる?)
この基準を守ることでどんないいことがあるのか知りたくなったので、メリットについて具体的にまとめていきます。
W3C標準に準拠することのメリット
ひとつずつ見ていきます。
1.SEOに強くなる
Yahoo!などの検索エンジンでもW3C標準の規格を守ったサイト作成がなされています。
そのため、W3C標準を守れば必然的に検索上位になります。
理由としては、文書(HTML)とデザイン(CSS)が分離し文書構造が簡素化することで、検索エンジンが理解しやすくなるからです。
せっかく作ったサイト、たくさんアクセスしてほしいですよね。
そのためには、W3C標準に則ってサイトを作成することが必須ではないでしょうか。
2.アクセシビリティの向上
ユーザーの利便性
アクセシビリティを向上させることで、ブラウザの種類に左右されず、さまざまな端末からアクセスできます。
また、視覚障がいを持った方が利用する音声ブラウザへの対応もカバーできるため、使う人や手段を選ばず、誰でも使いやすいサイトにつながります。
そして、文書構造が簡潔になることで、データの通信量やサイトの表示スピードも速くなります。
3.メンテナンスの効率化
ファイルを文書(HTML)とデザイン(CSS)に分離することで、メンテナンス作業もブロック単位になり、作業がより効率的に進みます。
デザイン変更のみの場合はCSSの修正というように、メンテナンスの箇所が明確になり、対応がしやすいです。
3.おまけ
コーディングをするとき、当たり前にファイルを分離して作成してきました。
修正がしやすいというメリットはなんとなく感じていましたが、こういった作成後の段階であるサイト運用や保守の段階までメリットがあるとは知りませんでした。
約半年間Webのコーディングの知識を身につけてきて、必要でとりあえずやっていた工程にもきちんと理由があったことを知れてよかったです。
【出典】
イラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本
Web標準とは何か ~ W3C準拠
Webサイト作成に欠かせない要素!W3Cとは?準拠するメリットを紹介
Webコーディングの共通ルール!?「Web標準」とは