【イラスト図解式 この一冊で全部わかる Web技術の基本】 「1-10.Webの設計思想」を読んで
【イラスト図解式 この一冊で全部わかる Web技術の基本】
「1-10.Webの設計思想」を読んで
「イラスト図解式 この一冊で全部わかる Web技術の基本」の第1章10節についての要約、自分なりの知識の整理という2点を述べていきます。
1.要約
設計思想
・Restful
4つの原則からなるシンプルな設計
シンプルな構造
やりとりや情報の示し方が統一
Webアプリもこの考え
▽4つの原則
統一インターフェース、アドレス可読性、接続性、ステートレス性
・セマンティックWeb(semantic:意味、意味論)
W3Cのティム・バーナーズ=リーが提唱
Webページの情報に意味を付け加えたもの
コンピュータが、自律的に情報の意味を理解して、処理できるようになる
XMLという言語での構成
情報を検索するときの精度を上げることができる
特定の種類の情報を集めて活用できる
2.知識の整理
身近なセマンティック検索
1より、セマンティックWebの目的をまとめると、
①Webページに記述された内容の意味をコンピュータに理解させる
②コンピュータによる自動的な情報の収集と分析
以上の2つがあります。
セマンティックWeb自体は2000年代前半に普及され始めた概念です。
しかし、論文等を見る限り、浸透しないという考えの方が多かったです。(費用の問題?)
そのため、現状として、AIの発展や自然言語処理技術の普及により、セマンティックWebとは異なるアプローチもされているようです。
セマンティック検索
一方、これに関連する概念に「セマンティック検索」がありました。
検索エンジンで活用されているので、一つ例を紹介します。
詳しく説明すると、
①検索エンジンは検索文と意味が近い表現を含むファイルを表示
②ヒット箇所は多いが、検索文の意味からは遠いため下位にファイルを表示(「畑で」野菜を育てるため)
③検索でヒットした箇所の周辺に頻出する表現を表示(「気付き支援」)
よく見かけ、何気なく使っていますが、これがあるおかげでついでに見てみようと勝手に手が動いている時があります。笑
細かい概念はもう少しあるのですが、今回は省略します。
コンテンツの質が重要
サイトを作成する段階で「ユーザーが知りたいことは何か」を見据える必要があります。
検索結果上でコンテンツの上位に表示されると、アクセス率の向上につながりますよね。
わたしも普段何気なく検索するとき、反射的に上から見ていきます。
いきなり5ページに飛ぶことはまずないです。笑
また、よほどのことがない限り、出てきた検索結果をすべて見るということはありません。
引っかかった数ページを見て満足しちゃいます。
多分皆さんもそうなのではないでしょうか?
それくらい検索結果の表示順位って重要です。
ブログやサイトを運用する方が口すっぱく「SEO対策」というのはきっとそのためだと思います。
ユーザーが求めている情報をコンテンツで網羅することがそのまま満足度、アクセス数に繋がっていきます。
内容を考える際はその点にも注意しなければいけませんね。
【出典】
イラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本
セマンティック検索とは?特徴やSEOへの影響を解説!
セマンティック検索とは?セマンティックウェブの概念と検索結果の表示例を解説