まなびの森

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【シリコンバレーの一流投資家が教える 世界標準のテクノロジー教養】⑤ロボティクスと人間

1.「シリコンバレーの一流投資家が教える世界標準のテクノロジー教養」
第5章を読んで

今日は第5章「ロボティクス 人と機械の共生」についての要約と考えたことの2点を述べていきます。

・ロボティクス
もともと必要とされていた(背景に少子高齢化、熟練労働人口の減少)
コロナ禍で自動化の促進に一役買った
・ロボティクスにおける日本
→日本はクラウドの活用をしてAIをつくり、ロボットに付加価値をつけることができない
→日本独自のもの
→UIUXが他国と違いすぎるため共有ができない
・ロボティクスの基本的な考え方
「人間の仕事をロボットに置き換えるというよりは、人間を効率的に動かすことに目的がある」

人工衛星が最もホットなビジネスのひとつ
【理由】
人工衛星に関わるコストが安くなっているから
②多くのスタートアップが人工衛星のビジネスを衛星コンステレーションの観点で考えているから
③衛星群を効果的に配置するためのインフラストラクチャの重要性が増しているから

・日本文化と自動運転
「車は人が運転するもの」という幻想がある
日本の自動車メーカーはシニアが牛耳っている
→車への愛着を変えることが難しい
早期にマインドチェンジを果たす必要がある

・おわりに
「ロボットが仕事を奪う」は誤った認識
ロボティクスの付加価値は「本来の仕事に集中できる環境を整備すること」
今の日本に必要なことはどれだけ世界が進んでいるかを体験すること

 

2.考えたこと

  • 人間のロボティクスとの付き合い方
  • ロボットと人間が平和に共存していくために

 

  • 人間のロボティクスとの付き合い方

本書でも述べられていますが、すべての人間の仕事をロボットが奪い取るわけではありません。
今必要なのは「この技術の進歩をどう活用するか」という視点で考えることではないでしょうか。
わたしは労働力人口が減少していく状況で、さまざまな業種でアプローチが可能だと考えます。
むしろプラスに考えることができるのではないでしょうか。

従事者の高齢化、担い手や後継者の不足といった課題を抱えている業種はたくさんあります。
例えば、農業はどうでしょうか。
わたしの実家は農家なので、忙しい収穫の時期に一緒に作業をすることが毎年の恒例行事です。

薬剤散布、草刈り、日々の作業、機械の整備など、一つの作物を育てて収穫し出荷するまでにはかなりの工程があります。
そして、収穫量は天候に左右されるので、天気予報のチェックは毎日欠かせません。
また、作物や栽培環境にもよりますが、冬も機械のメンテナンスなど作業がある方が多いと思います。

こういった業種がロボティクスを活用することで、より仕事が楽になり、今まででは考えられないほど少人数でできるなど、前向きな効果があるのではないでしょうか。
また、一人あたりが所有できる作付面積が上がり、競争力を高めることもできると思います。

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「野菜をめぐる情勢」(農林水産省、2019)

 

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人口が減少することは予測でもう決まりきった事実なので、もう変えられません。
この変化により、これまでの常識が常識ではなくなります。
そんな状況で見方を変えることも重要だと感じます。

  • ロボットと人間が平和に共存していくために

このように、いずれロボットと人間が共存していく社会はいずれやってきます。
ルーティン作業や分析、記憶が必要な仕事はロボットに代替されると思います。

でも、0から1をつくりだすようなクリエイティブな仕事は代替できないと言われています。
芸術や発明、開発が必要な分野が当てはまりますかね。

もし、そんな仕事に就きたいのであれば、普段からいろんなものにアンテナを張り、なんでも吸収していくこと、失敗や成功を考えずにどんどん挑戦していくことが重要だと考えます。

わたしもWebサイトをつくるお仕事がしたく学習しており、近いうち本格的に転職活動をしていきます。
専門的なスキルの習得はもちろんですが、人としての自己研鑽も忘れずにコツコツ取り組もうと思います。

【出典】
シリコンバレーの一流投資家が教える 世界標準のテクノロジー教養