まなびの森

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【シリコンバレーの一流投資家が教える 世界標準のテクノロジー教養】⑧スタートアップとの連携

1.「シリコンバレーの一流投資家が教える世界標準のテクノロジー教養」
第8章を読んで

今日は第8章「スタートアップ最新テクノロジーを取り入れる」についての要約と考えたことの2点を述べていきます。

 DXの近道は、スタートアップと連携すること
日本の企業(ここから先の企業とは主に大企業のお話)はシリコンバレーのスタートアップ連携ができないと言われている

そもそも企業とスタートアップは前提が違う
・企業
…歴史がある 盤石な体制での意思決定 段階的なイノベーション(自社の事業領域もしくは隣接領域)
・スタートアップ
…今世にないものを作り出す、破壊的なイノベーション、社会課題の解決、資金人材ともに余裕がない、スピード第一
→企業に求められる姿勢は「スタートアップの成功を支援するパートナー」でいること


・スタートアップの付き合い方で大切なこと
リスペクトの姿勢
どんな大企業ももとはスタートアップだった
アメリカのトップ企業はほぼベンチャー

2.考えたこと

  • スタートアップとベンチャーの特徴について
  • お互い歩み寄っていく姿勢が重要

    ⚫︎スタートアップとベンチャーの特徴について

スタートアップの特徴新たなビジネスモデルを開発する創業時2〜3年の企業
もともとはシリコンバレーで使われていた
目的はEXIT戦略がある、短期間で圧倒的成長、解決する社会課題のスケールが大きい

ベンチャーの特徴
成長過程(発展途上?)にある企業
創業から3年以上経っている(中長期)
目的は安定した収益、規模拡大

 

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スタートアップ企業とベンチャー企業の3つの違い(就活の未来、2021)


そして、ベンチャーと大きく違うのがEXIT戦略があるところです。

表にもある「EXIT戦略」とは、起業家が興した事業を新規株式公開、M&A(合併/買収)によって現金化することになります。


したがって、スタートアップはその「企業という形で生き残るのが目的ではない」ということがわかります。

 

  • お互い歩み寄っていく姿勢が重要

それぞれの企業の理念はありますが、もともとの企業形態、存在意義や性格も異なっています。
内部にいる人もその企業にいるからこその考えがあり、文化も染みついているでしょう。
また、常識だと考えているものがそうではなかったというのは、あるあるだと思います。

だからこそ、それぞれが持っている強みを生かしながら、お互い歩み寄っていくことが重要です。

スタートアップはこれから急成長していき、市場を席巻していくと思われます。
どんな事業に関わる人も、スタートアップについて知ることが重要です。

まずは知ることがリスペクトの姿勢、歩み寄る第一歩ではないでしょうか。

【出典】
シリコンバレーの一流投資家が教える 世界標準のテクノロジー教養
ベンチャーのExit戦略に関する注意点を解説します